
美容院で白髪染めをして家に帰ると頭がかゆい。
ヒリヒリしたり、かゆくなったりフケが出たり。
なぜそんな事がおこるのか。
それは
《アレルギー》
によるしわざ。
具体的な症状は
○顔が赤く晴れる 発疹がでる
○首筋に発疹がでる
○頭皮から液がでる
などです。
カラーリングでおこるアレルギーの原因のほとんどが《ジアミンアレルギー》です。
そのジアミンとはなんなのか。
正式名称は《パラフェニレンジアミン》
カラーの色を作る役目をしています。
(カラープリンターのインクにも入っています)
ヘアマニキュア以外のカラーに入っていて特に白髪染めのカラーに多く入っています。
なぜ白髪染めに多く入っているか。
それは白い髪の毛(白髪)を染める為には元々色のついている黒髪より多く染料を入れないと染らないので普通のカラーリングより染料が多く入っています。
なので白髪染めを頻繁にする40代〜60代の方に多くみられます。
○ジアミンアレルギーは2種類
カラーをして6時間〜半日後に症状がでる【遅廷型】とカラーをつけてすぐにでる【即時型】があります。
遅廷型はカラー剤が肌に着いた所が痒くなり赤みや腫れなどが出てきます。
即時型はカラー剤をつけた直後にじんましん、血圧低下、呼吸困難がおこります。
発症していまった方の白髪染めのやり方はまず、今後ジアミンの入っているカラー剤は使わない事。
以前まではジアミンフリーのカラー剤は白髪が染らないと言われてきましたが薬の進化のおかげで今はしっかりと白髪が染まります。
(ですが色のバリエーションが少なくどうしても黒っぽいナチュラル目な色になってしまいます)
他にはヘアマニキュアで染めると言う方法もあります。
ヘアマニキュアはジアミンが入っていないのでかぶれる事はありません。
ですがヘアマニキュアは地肌につけると肌に色が残ってしまう為、ヘアカラーに比べて持ちが悪いです。
地肌にしっかりつけて染める事ができない為、色が落ちるというより根元がすぐ伸びてしまうので持ちが悪いです。
色々な方法でアレルギー対応はできますが、まずはアレルギーがでてしまう前にしっかりと対策をとる事が大切です。
○白髪染めを始める前に頭皮にしっかりと保護スプレーをふり地肌を守る事。
○パワーの強すぎる白髪染めは極力さける(市販カラー剤など)
○洗い残しのないようにしっかりシャンプーをする。
いつもカラーをした後にかゆみが出る方は一度美容室でパッチテストをしてみるといいでしょう。
反応が出てしまったら使うカラー剤や塗り方を変えた方がいいです。
アレルギーは我慢していると大変な事になってしまいます。
