「今日はどんなカラーにされますか?」
「春だし明るくしたいです♩」
「明るくすると白髪染まりませんよ。」
「じゃあ暗めにしようかな。。。」
明るくすると白髪は染らない。
白髪染めを美容室でしている方なら一度は美容師から言われた事があるであろう
明るくすると白髪は染まらないと言うフレーズ
明るくするとって言うけど本当にそうなのか。
なぜ美容師が染らないと言うのかをご説明します!
○あなたの白髪は何%?
白髪がたくさんある方とチラホラ白髪の方では同じ白髪染めカラーを使っても
仕上がりのイメージは変わります。
例えば、真っ白の画用紙に赤いインクを一滴落とすとそこだけ赤くなりますが、
真っ黒の画用紙に同じ赤いインクを一滴落とすとどうなるか?
よく見ればわかるかもしれませんがパッと見の変化はありません。
髪の毛も同じ事が言えます。
黒い画用紙に白いストライプ(白髪)が少しなのか
黒い画用紙に白いストライプがたくさんなのか。
それによって仕上がりが変わりますし、
美容師が言う
「明るくすると染らないですよ」
につながってきます。
もう少し細かくご説明します。
○使うカラー剤は何%対応か
白髪染めのカラー剤には《白髪率》と言う物があります。
《白髪率》とは髪の毛全体の何%が白髪なのかを示している物で
そのパーセンテージが高いほど暗くなります。
(もう少しわかりやすく説明します。)
例えば。
ナアチュラルブラウンと言う色があるとします。

A美容室のナチュラルブラウンは《白髪率50%対応》の物を使い
B美容室のナチュラルブラウンは《白髪率10%対応》の物を使うとします。
めざす仕上がりのイメージはA店もB店も写真のイメージを目指します。
唯一の違いは《白髪率》の違うカラー剤を使う事。
仕上がりはどうなるでしょうか。
○白髪率が高い物は基本暗くなる
同じ仕上がりイメージを狙ってカラーをしても白髪率の高いカラー剤を使ったはA店は暗くなります。
なぜか。
「たくさんの白髪を染める用にできているカラー剤は染料が濃い」
では本題の
「明るくするとそまらないですよ」
の話。
○白髪の多い所に白髪率の低い剤は染らない
いままでの話をまとめると
「白髪率が高いカラー剤は暗くなるので、明るくしたいなら白髪率の低いカラー剤を使う」
でも
「白髪が多い方は白髪率の低いカラー剤だと染らない」
なので結果
白髪がたくさんあるお客さんが明るくしたいと言っても
美容師が
「明るくすると染らないですよ」
と言うのです。
わかりますか?
○やり方次第で染まる
でも実はやり方次第で染まります。
これくらいの白髪率の方でも


仕上がりはこれくらいの明るさと色を楽しんでもらえます。
※白髪知識と薬液知識で染まります。
「白髪染めは奥が深いです」
明るくできないのは
明るく染めるやり方をしらない。
シンプルにそういう事です。。
