「カラーをしたので今日の夜はシャンプーしないでくださいね。」
美容室で白髪染めをすると最後に言われた事ありませんか?
なぜシャンプーしてはいけないか知っていますか?
「色が抜けるから?」
簡単に言えばそうですが、なぜその日のうちのシャンプーをすると色が抜けるのか。
今回は《その日のシャンプーがダメな理由》をご紹介します。
○染まる原理がわかれば抜ける理由もわかる
カラーが染まる原理を説明する時に使われる
「かっぱ巻き」の例え。
髪の毛をかっぱ巻きに例えて
海苔がキィーティクル
ご飯がタンパク質(髪の毛の中身)
きゅうりが髪の毛の芯に例えられます。
カラーは海苔(キューティクル)とご飯(髪の毛の中身)に反応します。
まずはじめにカラー剤が髪の毛に着くと海苔(キューティクル)が開きカラーが反応する準備をします。
次に髪の毛の中にカラー剤が入り、ごはんの色を脱色します。
本当のかっぱ巻きのご飯の色は白ですが髪の毛ですので中身となるご飯の色は地毛の人だと黒、カラーをしている人なら黄色、または赤茶になります。
ご飯の脱色が終わった所で今度は色を入れて着色していきます。
色が入ったら最後の段階。
最初に開いた海苔(キューティクル)を閉める事です。
この閉めると言う段階が
「シャンプーをすると色が抜ける」
事に関係があります。
薬で開いたキューティクルはカラーが完成した時点で完全には閉まっておらず少し開いています。
その少し開いている状態でシャンプーをするとその隙間からカラーが抜けます。
なので美容師が
「今日はシャンプーしないでください。」
と言うのです。
カラーで開いたキューティクルが完全に閉まるまでには約1日。
空気に触れて閉まっていく「空気酸化」を使って1日かけて徐々に閉まっていきます。
なので美容室でカラーをして悲しいですがもし気に入らなかったら初日から洗いまくれば抜けます。
洗浄力の強いシャンプーで洗えばさらに早く落ちます。
洗浄力の強いシャンプーとはとにかく安価な物を手に入れれば間違いありません。
でも代償に髪は痛みます。(間違いなく)
なので、なるべくカラーを保ちたい場合は初日のシャンプーは控える。
シャンプーは洗浄力の強い物は使わない。
この2つをも守れば色の持ちがよくなるでしょう!
