「白髪染めとオシャレ染めは何が違うの?」
「白髪は白いからよく染まるんでしょ?」
たまに聞かれるこの疑問を今回はご紹介していきます。
○含まれている茶色の量が違う
カラー剤に入っている茶色の量が違います。
例えばレッドのカラー剤を見てみると
白髪染めのレッドは
茶色8:レッド2
で構成され、対してオシャレ染めは
茶色2:レッド8
同じレッドでもカラー剤の中の構成が違うため仕上がりが変わります。
なぜ白髪染めのレッドはブラウンが多く入っているのか。
それは白い髪の毛を他の髪の毛になじませる為には《茶色味》が必要になります。
このシマウマに赤い色を全体にかけた場合、白い所には赤がはっきり出て黒い所にはあまり赤がでません。
ではあらかじめ白い所に茶色塗ってベースのコントラストを下げた状態で赤をかけるとどうでしょうか。
白黒の時よりも全体に馴染んだ色になるでしょう。
ですがイメージしてみてください。
白を茶色で色をつけた状態の上に赤を乗せると黒とのコントラストは消え全体の色は馴染みます。
ですが赤の色を鮮明に出したい時はどうでしょうか?
赤茶色になり《赤》と言う色は強く出ません。
今のトレンドを見ると人気なカラーはまだまだ《アッシュ系》が人気で
そうなってくると白髪染めの《茶色》が邪魔になってきます。
以上の事から髪の毛全体に白髪染めのカラーを使うと全体に色がにごり、透明感や
ニュアンスのあるカラーは表現できないのです。

