皆さんが気にしている《白髪》
頭全体で白髪の生えている量が多かったり少なかったりします。
以前の記事で書いた《白髪の量によって染まり方が変わる》と言う白髪染めのルール。
なので一色の白髪染めカラーで頭全体を塗ると顔周りの一番白髪の多い所が染まりが悪く
他の箇所のチラホラ白髪だけ染まる結果になります。
明るい白髪染めを使った時に起こりやすい結果で
明るい白髪はチラホラ白髪用にできているので密に白髪があるところにはうっすらしか色が入りません。
なので後頭部や見えない所(白髪が少ない所)は染まっているのに顔周り(白髪が多い所)が染まっていない結果になります。
全部真っ黒にしたい時に使う色の濃い薬でしたら全部均等に染まります。
※カラー材の塗りムラがなければです。
なので本当に白髪をキレイに染め、かつ明るめでデザインしようと思うとカラー材は最低3色必要になります。
○まずは一番気になる顔周り
顔まわりは一番気になる所。
ここの箇所は希望している仕上がりの明るさより少し暗めの色でカラーします。
白髪が多い所ですので気持ち暗めにしたとしても仕上がりは思ったより明るめに仕上がります。
※しつこいですが白髪の多い所は染まりにくく色が入りにくい為やや暗め設定です。
○その他の根元
一番気になる顔周り以外の根元は希望している明るさで白髪を染めていきます。
髪質によってカラー材を吸い込みやすい髪質とはじきやすい髪質があり
《カラー材をはじきやすい髪質》は塗り方にコツがいります。
カラー材をはじくので染まりが悪く仕上がりが落ちます。
なのではじきやすい髪質の方の根元にカラー材を塗る時は量をたくさん塗る事。
ですがここでまた注意点。
たくさん塗ると塗らなくてもいい所まではみ出して白髪染めの薬がつく。

はみ出した事により毛先の方に白髪染めの茶色味がうつってしまい仕上がりがにごります。
白髪染めをザツにババッと塗ると仕上がりもそれなりにしかなりません。
白髪染めって奥が深いんですよ。
○そして毛先
こっからまた何色か使っていきます。
手書きの図で申し訳ないですがみてください。。

白髪染めをしている方の色が抜けた毛先の図です。
①は白髪のすぐ下の部分
2〜3ヶ月前に白髪染めをしているので色がまだ残っていて見た目の色は
《茶色とオレンジが混ざったような色》
そしてその下の毛先②
②の毛先は何度もカラーを繰り返したり毎日コテで巻いたりドライヤーをかけたりするのでダメージがでて①よりも色が抜けている状態。
色は《オレンジと黄色》
場所によって色が違うのです。
ではどうするか。。
仕上がりのなりたいイメージにそって
顔周り白髪・その他白髪・毛先①・毛先②
4色のカラー材を塗り分けて明るい白髪染めをデザインします。

髪の状態によって使うカラー材の種類は多くなったり少なくなったりしますが
一色で全てを塗る事はまずありません。
皆さんの白髪はこだわってカラーをするといつもと違う仕上がりになりますよ!
