今やっている白髪染めを明るくするには②

woman-g9b77d1ed9_640前回の記事は「いつもやっている白髪染めの『根本』の薬を変えて白髪染めの仕上がりを明るくしていく」お話でしたが今回は『毛先』の色を明るくていくお話です。

まず初めに2つのタイプのお話をします
1つ目は「白髪染めをする前の髪は明るいが美容室で白髪染めをするといつも暗くなってしまうタイプ」
2つ目は「今すでに黒、または濃い暗めなブラウンの白髪染めをしていてそれを明るくしたいタイプ」

この2つのタイプの違いは「カラーをする前の髪の状態が違う事」です
1つ目の場合は意外に簡単です。
単純に毛先に使っている薬が暗すぎる、または髪が薬を吸い込みやすい(染まりやすい)髪質の為、明るめの薬を使うまたはカラー剤メーカーを変えるなどをして対応すれば暗くならずに白髪を染めることが可能です。
新規の方で「いつもの美容室で白髪染をすると毎回暗くなってしまって困っています」と来店される方の髪は大体この状態です。
毛先に使う薬を少し変えるだけで暗くなりません。

そして次の「元々暗い白髪染めの髪を明るくする」場合
この場合は少し時間がかかる事と難易度が上がります
具体的にお話をします
まず暗い髪色の白髪染めをしてる人の髪の状態は
根本1〜2センチ程度白髪、その先の毛先が黒、または暗めの茶色となっています
問題は根本の少し伸びている白髪ではなく「暗い毛先」にあります
この毛先には何度も暗い白髪染めが使われ毛先の黒に何回も上から黒を重ねている為なかなか明るくなりません。
なのでこの毛先をどう明るくするかがポイントです
まずは『これ以上色を足さない事』これが鉄則です
とにかくしばらくはリタッチ、根本の白髪染めだけを繰り返します
毛先にカラーをつけてはいけません
たまに美容室で「明るめのお色入れておきますねー」と行って染めていますが
明るめでも色が濁るだけでなんの意味もありません
焦げ茶の絵の具に明るい黄色を混ぜて明るくなると思いますか?
なりませんね。色が濁るだけです。
それと似たような事でまず毛先に色は入れない事、カラーで作った髪の暗さは時間が経てば必ず色が抜けて明るくなってきます。
なのでリタッチを何回か繰り返して毛先の色が日々のシャンプーやドライヤーなどで色が抜け始めてきたら
ここで初めて毛先にカラーをつけます。

毛先の暗い色が抜けるまで待ってられない、最短で明るくした場合は毛先に脱色作用のある薬を使います。
代表的な所だと「ブリーチ」になりますが白髪が出たり髪のパサツキが始まっているエイジング毛にブリーチはお勧めできないのでブリーチは使わずにそれ以外の薬で対応していきます。
1度2度脱色効果のあるカラー剤をつけただけでは今まで蓄積された暗いカラーは明るくなりませんが
何もせずにそっとしておくよりは遥かに短い時間で明るくなって行きます。
ですがやはりダメージは出ます。
なので少々のダメージを覚悟で最短で明るくしていくか、少し時間をかけてでもダメージをせずに明るくして行くかの2択です。

まずは今やっている毎回暗くなる白髪染めをやめる事が初めにやる事です
どんどん髪に暗い色が蓄積され、いざ明るくしようとした時に大変な事になります。

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