プールに入ると髪が傷むのは、主に以下の3つの理由によるものです。
1. 塩素（消毒剤）の影響
- プールの水には、細菌やウイルスを除去するために塩素が含まれています。
- 塩素は髪のキューティクルを開かせ、髪の内部の水分やタンパク質を流出させる原因になります。
- その結果、髪がパサついたり、もろくなったり、枝毛や切れ毛が発生しやすくなります。
2. 水分の膨張によるダメージ
- 髪は水に濡れると膨張し、キューティクル（髪表面の保護層）が開きやすくなります。
- プールの水にはミネラルや塩素が含まれているため、水分とともに髪の成分が流れ出しやすい状態になります。
- また、濡れた髪は摩擦に弱く、タオルでゴシゴシ拭いたり、濡れたまま結んだりするとキューティクルが剥がれやすくなります。
3. 紫外線との相乗効果
- 屋外プールの場合、塩素ダメージと紫外線の影響が重なり、髪の傷みが加速します。
- 紫外線は髪のタンパク質を分解し、メラニン色素も破壊するため、髪色が抜けたり（カラーの褪色）、乾燥しやすくなります。
プールでの髪ダメージを防ぐ方法
✅ 1. 事前に髪を水で濡らす
プールの塩素水を髪に吸収させないために、シャワーで真水を含ませておくと良いです。
✅ 2. ヘアオイルやリーブインコンディショナーをつける
髪に保護膜を作ることで、塩素や水分の影響を軽減できます。特にシリコン系のオイルが効果的です。
✅ 3. スイムキャップを着用する
完全に水を防ぐことはできませんが、髪が直接塩素水に触れるのを防ぐことができます。
✅ 4. プール後はすぐに洗い流す
プールから上がったらできるだけ早く塩素を洗い流し、保湿ケアをすることが大切です。
「キレート成分（EDTAなど）」入りのシャンプーを使うと、髪に残った塩素や金属イオンを落としやすくなります。
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