
白髪は抜くと増える?本当のところを美容師が解説します
「白髪って抜くと増えるんでしょ?」
お客様との会話の中で、よく聞かれる質問のひとつです。
結論から言うと、“白髪を抜くと増える”というのは医学的に証明されていません。
ただし、「だから抜いても大丈夫」というわけではありません。
白髪を抜くとダメージが残ることも
髪の毛は毛根から生えており、そこには毛細血管や神経も通っています。
強引に抜くことで、毛根が傷ついたり、炎症が起こることがあります。
繰り返し同じところを抜いていると、毛根がダメージを受けてその毛が生えにくくなったり、細くなったりする可能性もあります。
また、炎症によって周囲の毛穴環境が乱れれば、健康な髪にも影響が出ることも。
つまり、白髪が増えるというよりは、頭皮や髪の健康に悪影響を与える可能性があるというのが正しい理解です。
白髪は“抜く”より“活かす”or“染める”
白髪を見つけたときの対処法としては、以下のような選択肢があります。
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根元からハサミでカットする(毛根を傷つけない)
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自然になじむようにハイライトや白髪ぼかしを取り入れる
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頻繁に染めず、ダメージを抑えたカラー方法に切り替える
特に大人女性には、「白髪を無理に隠す」よりも、「自然に活かす」カラー提案も増えています。
無理せず、ストレスなく付き合っていけるスタイルが理想です。
まとめ
白髪を抜いても、それが原因で急に増えることはありません。
でも、抜くことで頭皮や毛根に負担がかかるため、抜かない方が良いのは確かです。
気になる白髪がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
髪質やライフスタイルに合った、白髪との付き合い方をご提案いたします。
